コミックマーケット72レポート
あお久しぶりでございます、北神隼人でございます。
何かクソ忙しいにも関わらず、無理やりスケジュールの隙間を縫って東京遠征。
初・コミケに行って参りました。
スケジュールの都合上、参加できるのは三日目だけでしたので、その日の分だけレポートっぽく纏めたいと思います。
また、『ハヤトの旅行記』として、コミケ以外の東京の旅など書こうと思うので、コレが伏線になるかもですね。
では、割と簡潔に、ダウナーな感じに。
午前四時四十五分
携帯電話のバイブとともに目覚め、簡単に着替え。昨日済んでた荷物持って、友人（仮に“きんじつさ”、と呼びましょう）と出発。
行き初めすぐに、式さんへの差し入れを寄生先に忘れた事を思い出すも、もう現地で冷たいものを買って渡そうと諦め。
大井町駅あたりから混雑は酷いものでした。乗車率は800％くらいな目算。
あまりのすし詰め状態に、自分と友人はドアを目の前にして入れませんでした。
必死にカートを押し込めて入ろうとする女性が哀れでなりません。
『次の電車も大変混雑しております』
とのアナウンスがあったのですが、来てみると全然入っていませんでした。
まぁ、乗車率100％は超えていましたが、もう100％程度では大した事ない、と感覚がマヒしてるのかもしれません。
乗車。
真っ先に電車に入ったので、奥へ奥へ。後ろからの重圧が凄まじかったですが、臭いも特に気になりませんでしたし、
冷房がガチで効いていたので車内は辛くありませんでした。
本当に辛かったのは駅のホーム。滝のように汗が出ます。指で拭っても拭っても掬えるあたりガチでやばいです。
五時過ぎ
国際展示場に到着。
ドドドドドと、リアルにそんな足音立てて猛然と改札へ突き進むペルシャ軍。
一番根性あったのは、下りエスカレーターを猛然と上って行く女性だったと思うのですがどうか。
改札を超え、待ち合わせ時間と場所を確認。東で同人誌を漁る友人と別れ、単独で西へ。
あれー、橋があんなに小さく見えるよ……？
スタッフ曰く、自分は五列目だそうで、後ろから「いい位置じゃね？」と聴こえてくるあたり、いい位置なんでしょう、多分。
この時点で六時前くらいでしょうか。八時三十五分までは動きがない的なことをスタッフの伝言にて確認、
朝トイレに行けてなかったので、場所が無くなってないか心配になりながらもトイレを済ます。
水が出ない。いくら蛇口を捻っても出ないものはでないので、仕方なくギャツビーのフェイシャルペーパーで手を拭きました。
顔を拭くヤツだし、殺菌効果のあるアルコールが含まれてるし、大丈夫だよね？
コンビニも行っておきたかったですが、混雑が酷そうですし、迷って元の場所に帰れなくなった（本当にやりそうなんです）、
ともなれば目も当てられないので待機場所に戻るのこと。
それから二時間ほど眠かったりお腹すいたり。
本（一年ほど積読のバッカーノ！）を読んでみても、全然頭に入らず。
何か食べれるもの……と、かばんのなかを漁る。行きの乗り換えの時に買ったじゃがりこと昨日かったカロリーメイトを齧る。
用意したドリンクは合計１.5リットルなので、それをちびちびやりながら、甘味が欲しいと思ったらパインアメを舐め、
塩っけがほしいと思ったら都こんぶをくちゃくちゃやって時間を過ごしました。
九時を過ぎると日差しが強くなってきたので、アウターの袖を外し、ジャミラっぽく紫外線から頭をガード。
日が照る時間に対し、雲に隠れる時間の方が多かったので、すぐに戻す事請け合いだったのですが、いざ日差しが攻めて来た
ときはマジでつらいです。
九時も半ばを過ぎると、橋の上に並んでいる列が動き出すのが目視できます。そろそろ動くかな、と自分も起立し、移動に備えました。
ぞろぞろと動く中、どこかへ行って戻ってこなかった死者参加者の、放置された荷物を抜かしていくのこと。
後ろのほうで「コレ回収してったら一財産築けるんじゃね？」とか何とか言ってました。ちょっと同意。
そんなこんなで行けるトコまで行き、詰まったあたりでぼーっとしていたら、突然拍手。
おー、コレが……とちょっち感動。
会場に向かって歩きます。早足な人は多いけど、ここで自分の見える範囲で爆走してる人はいませんでした。
自分も会場入りし、西館と書かれた場所へ移動。移動。移動。
到着したはいいが、企業ブースってどこ？ 状態。インフォが見えたので質問すると、企業は四階で、四階に行くには一旦戻って、
脇に見えてた階段を上らないといけないだとか何とか。シット！ タイムロス!!
小走りで戻り、階段を上る。せっかく五列目だったアドバンテージが一瞬で水の泡になった……のかも。
でも、ロスしたのは５分程度だとは思うのですが、どうだったんだろう……？
そんなこんなで階段を登り、企業ブースへ。
普段はチラシなど配られてもガン無視してる（配ってるのがティッシュだと残念がる）北神ですが、今回はとりま貰っておこう精神で色々貰う。
ここでは紙袋やＣＤが配られるのかー、と感心しながら、最大の目的のTYPE-MOONブースを探す。
割合簡単に見つかり、「お、意外とすいてるじゃん」……そう思ってた時期が俺にもありました。
列の先にはシャッターが。あ……れ？
何かね、人がね、こう朝礼のように並びまくってるわけですよ。あのー、最後尾どこ？
ざっと、ですが、数百人レベル。下手すりゃ千人くらいは超えてるかもしれないといった具合。
しかし、並ばなければ手に入らないのです。並びますよ、そりゃってな事で最後尾へ。
何か斜め後ろにえらくテンションと声の高い、嬉しそうに話てるけど糞クオリティの低いつまんねー話してるヤツがもうほんと……ほんと……
並んで三十分ほど経った頃でしょうか。一歩も列が進まない事に不安は増大。そうこうしているウチにスポーツタオルが売り切れに。
他のグッツもどんどん一グッツにつき一人一つ限定に。それでもドラマＣＤは一杯用意してきたらしく、二枚限定でした。
そんなこんなで暇を持て余している中、友人（仮に“ナックル”と呼びましょう）から電話が。
「おいちゃんもう年だわ。腰痛でちょいと戦線離脱。アキバ行ってきます。水分補給とか気をつけな」的アドバイスを承る。
ちょっと戦意あっぷ。
一時間。あいも変わらず列は一歩も進みません。それどころか、既に進んでいなくなった部分に、後から来た団体の列が補充される。
……いや、この時点でどういうシステムでこの列が形成されているか、なんとなく把握したのですが、それでも抜かされてるんじゃね？
的不安は尽きないわけで。もうずっと動かない不安と怒りがない交ぜ。もう俺を動かしてるのは執念とかそこらへんの感情です。
そんな俺に追撃をかけるように『特典の方が残り少なくなっております』とのスタッフからのアナウンス。
ちょ……俺の列まだ全然動いてないっすよ!? そんな……特典が欲しくて並んだのに！ この時点でそのアナウンスは死亡フラグだよママン!?
うう……コイツはちょと予想ＧＵＹです。三日目は企業ダイジョブＨＡＨＡＨＡ！と洒脱に笑っていた友人をジト目で見たい気分かしら。
半ば生きた屍になりかけた中、ようやく列が進む。もうとっとと買ってさっさと同人誌を買いに行こう……男性向けの。
そんなこんなでようやく俺のターン。ドラマＣＤと、あとムシャクシャしたのでテレカを買いました。ちょっと後悔してる。
それからフラフラと企業スペースでまたぞろ色々貰いながらも東館へ（今「火が視姦」って変換しやがったこのＩＭＥ！）。
目の前のカート引いてる女性が、もう、うぜええええええええええ!!!!
百歩譲ってカート引くなとはいいません。しかし、引くなら引くでマナーとか配慮とかねーのかと。
手の位置が低くてその分面積取るんですが。というか、テメェの後ろの部分に意識とかねーだろアンタ。もう自分の責任下に置くために押せ。
カート引いてるバカは死ね、といっていた友人の言葉に納得。
そんなこんなで東館。えーと、どこが１とか２とかですか？ と思いながら彷徨う。
案外簡単に見つかり、イロハも知らず作った地図を片手に買い物開始。
地図に書き込んだ「買い物リスト」の半分以上は買うことが出来ました。
途中で見かけたサークルも、いくつか琴線に触れそうなものがあれば、とりあえず立ち読んでみ、ヨロシそうであれば購入。
私見ですが、同人誌は初めの数ページで良し悪しが分かる気がします。エロにせよギャグにせよシリアスにせよ。
ただ、それで判断しかねるのが小説ジャンルだとは思うのですが、今回購入予定の本で小説なのは安心して買ってるサークルと、
そもそも当たりハズレがあることを予想されていた合同しなので関係なかったり、そもそも小説などの創作ジャンルは４５６なり一日目に
集中していたりと、ゆったり買い物を楽しむ。
あ、今回の目的の一つであるサークル「桐文堂」の桐月さんとお話することが出来ました。
Ｅｔｅｒｎｉｔｙ Ｌｉｎｅの話に始まり、みあそらプレイしました！ どのキャラが良かったですか？ アルです！ アルは人気あるなぁ……、
などと言った話から、忌憚無き意見を述べたり……と、色々お話することが出来ました。
いや、大好きな作家さんなのでつい興奮してしまった……Ｅｔｅｒｎｉｔｙ Ｌｉｎｅ最終巻楽しみにしてます。
その後『白レンアンソロジー』を買いに詩う熊に。
新刊を購入し「……らーめんさんいらっしゃいますか？」。うん、逢う機会があるのならば、一度土下座しなければと。
幸か不幸か「今日は来てません」との事。うーむ、いつか機会を。
そんなこんなで色々購入していたらいい頃合。待ち合わせ場所へ向かう。ファミマファミマ……と、お、あった。
……って良く見たら「Family mart ATM」って書いてはる！！ なんという孔明の罠！ んなわけで迷いに迷うの事。
そんな時こそ携帯の出番！ 繋がらねぇ……！
幾度目かのチャネリングにてようやく繋がるのこと。いや、迷惑かけます。
なんとか合流は果たし、その足でファミマへ。クーリッシュとおにぎりを購入し、ＯＶＥＲＡＬＬへ。
うーむ、さすが壁とあって、常に人がならんどる……ちょっと待ってみようか、と回りの壁をみやる。
む、今回はスルーしようかな、とか思ってたハルトモさんの新刊って総集編だったのかＹＯ！ と思わず購入。
というか貴様、ハルトモさんは型月系同人作家で三番目に好きな人だろうにと、そこは最初から買っとけよと。
再びＯＶＥＲＡＬＬ列前に来ると、型月列に並んでいた時に電話をかけて下さったナックルさんから再び電話が。
「今アキバにいるんだけど、何か買い逃した同人誌とかあれば請け負うぜ」的内容。
とりま、完売した直後あたりに訪れ涙を呑んだ「ＢＡＲ薔薇乙女」の「THE JUNK」を頼むのこと。後日談ですが、
手に入らなかったのか、それから何の接触もありませんでした。
そんな時間つぶしも空しく、待てども列が引く気配が無いので素直に並ぶことに。
したらば式さんが厚紙を持って「最後尾看板を持ってもらえますかドチクショー」と寄ってきました。
数秒後、きんじつささんを見て「……あれ？」と。去年の冬コミで面識のあった人を覚えてるなんて式さん凄いなぁ、とか。
まぁ、色々あって式さんと北神らはちょっくら懇意な仲だったり。というかディスプレイの中では穴兄弟になってるのですが俺っ！
しかし北神の方は、リアルで逢うのは初めてなので「どうも、エロ神です」と言えば、あぁ、とすんなり誰か分かってくれた様子。
そうだよね、俺のことエロ神って呼ぶの貴方くらいですもんね。
式さんは「ほんとに（東京に）来たんだｗ」と、にこやかに。いや、式さんいやしい系ですわ。そのまま差し入れとしてクーリッシュを差し出す。
いや、コレ、溶けるの早いのは分かってますが、結構溶けてた気がしなくもない。しかし、溶けないと飲めないし、適度に溶けてたら美味いしなぁ……
「新刊持ってくるね」という式さんに対し、「いや、キチンと並んで買いますって！」と手で制す。新刊にサインを要求してちょっと困った式さんを見たかった
という思考が一瞬あたまを過ぎったのは内緒なんだぜ？
新刊購入後、きんじつささんは帰宅しバタンキューするらしいので、いったん別れることに。
その後、自分も三十分ほど周り、いくつか同人誌を購入して国際展示場を後にしました。
いや、暑かったしクソ汗が出てアウターとかタオルとかがとんでもないオブジェと化しましたが、非常に楽しかったです。
今年の冬は時間と予算の関係で行く事が叶わないでしょうが、来年の夏は、是非全日程参加したいと思います。一日目は出す側で！
そんなこんなでコミケ72レポを終了したい所存。では次は『ハヤトの旅行記』で。こちらも比較的早い更新になると思います。数日単位で。
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